テレビのインタビューとかで感じたことあらへんか？

このページには、コミックマーケット９１（2016年冬）に出展した際に、当サークルのスペースを訪れていただいた皆さんに向けて配布したペーパーの内容の一部を掲載しています。

見出しの文は、アニメ「黒子のバスケ」第17Ｑの中で、桐皇（とうおう）学園高校の今吉翔一（いまよし しょういち）が若松孝輔（わかまつ こうすけ）に向かって発言するシーンからの引用です。今吉は、インタビューで「傲慢、不遜」な一流選手はザラにいる、と指摘し、この選手が文句なしに活躍して勝利するのならば、こうした「こいている」発言や態度も許されるのだ、としています。

しかし今回の新刊で掲げたとおり、インタビューでは発言内容、さらにインタビュアーへの態度によって、テレビ視聴者の受ける印象が強烈に形づくられてしまうことに、注意が必要です。

また、視聴率を稼ぎたいインタビュアーは、時に、大衆が興味を持ちそうなきわどい発言や、社会的に問題となりそうな場面の画（え）などが欲しくて、故意にインタビューの受け手を煽ったり、ことさら攻撃的な質問をしてくることがあります。

インタビューを受ける側が、そのような煽りに乗って「こいている」態度をしたり、感情をあらわにした表情をしたりするようでは、ますます取材する側の「思うつぼ」に陥ります。さらに、そうしたシーンは、どのような話の流れで出たものなのかが明らかにされない形で編集され、繰り返し何回も放送される恐れがあります。

だから、勝利を得た直後こそ、用心が必要です。

たとえ勝利をもぎ取るために大活躍をしたのだとしても、インタビュアーの仕掛けてくる策には乗せられず、傲慢、不遜にではなく場面に応じて上手に態度を変え、テレビカメラの向こうでそれを見る者の印象を巧みに操作するよう謀りましょう。

C91　2016年12月31日（土）　東２ホール「Ｐ」ブロック 22b
軍師・参謀を志す人のために　穀城山中樵客（こくじょうさんちゅうの しょうかく）

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TC/CO/0050 (17-0001)

[2017-02-11]

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